生産マイスターは、日本能率協会マネジメントセンターにおいて27年の歴史を持つ生産能率士講座、及び資格認定を、現在の業界動向やご要望に合わせて改善・発展させた「ものづくり人材の育成を目的」とした教育体制です。
また「生産マイスター検定」は、それら習得した知識・技術を、外部認定機関(人材開発協会)により評価・認定することにより、ご本人や企業自身が仕事に対する誇りや自信を持っていただくための資格認定制度です。
技能や技術力を高めていく前提として、自分自身の役割を認識し、高い改善意欲を醸成すること、そして、生産に関する幅広い知識を習得することが求められています。特に、IEやQCといった管理技術の学習は、技能者としての成長の土台となります。
生産マイスターは、「4つの階層」と「5つのテーマ」、「能力の見える化」の3つの側面から構成されています。
階層は、管理者、第一線監督者、グループリーダー、若手・新人の4階層。テーマは、品質管理、原価管理、納期・生産管理、安全衛生管理、環境管理の5つ。そして、検定という社会的基準での評価を行うことで、能力を見える化します。
企業の方 のメリット |
グローバルに通用する、トータルな生産に関する基本知識・能力を養成します。 |
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ものづくり企業における基本的知識、能力基準の明確化によって客観的な能力開発の目標になります。 | |
役割別基準が明確に示されているので、昇進昇格、配置転換などに活用できます。 | |
個人の方 のメリット |
日常の業務では学習困難な生産マネジメントの基本が、体系的・段階的に身につくことができ、成長感が得られます。 |
客観的な本認定を得ることによって、社内・社外を問わず自己アピールが強化されます。 |
生産マイスター検定は、ベーシック級を除いて通信教育の修了が受検の要件になっています。
これは、通信教育が「考える力」「読む力」「書く力」という基本能力を身につけるうえで最適な学習手段だからです。また、通信教育には、学習計画の立案(Plan)→計画的なテキスト学習(Do)→レポートによる学習の振り返り(Check)→職場での実践(Action)といった学びのPDCAサイクルが組み込まれています。
こうしたサイクルの習得は、仕事の基本を鍛えることにもなります。そして、昨今弱くなっているといわれる忍耐力を養うとともに学習意欲(向上心)の喚起につながると考えます。
受検結果は、「役割」「品質」「コスト」「納期」「安全」「環境」の6領域の正答率とコメントをフィードバックします。一人ひとりの能力開発の指針として活用いただけます。
日本のものづくりの現場では、小集団活動に代表される「相互の学びの場、育成の場」が姿を消しつつあります。
そこで、「生産マイスター検定」をきっかけに、「学びの場」「教えの場」「体系的に育成する場」を復活させたいと願い、数々のしくみを用意しています。
・ものづくりに関する情報発信、情報交流
・研究会、公開セミナーの開催
・研究会や勉強会での講師、通信教育の添削講師
・集合研修、個別テーマ学習など、「継続学習」を支援するプログラム
会社や業種業界を超えた交流、相互研鑽により、改善意識と改善技術を磨き、自社での改善につなげるのを目的としたセミナーです。 会社や業界を超えた人・情報に触れることで視野を広げ、成長のきっかけにすることを目標としています。
人材育成をサポートする
すべては人材開発協会で。