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スマートファクトリー構築特集

執筆:毛利 大

スマートファクトリー化が進む背景

IoT,クラウド,AI, ロボティクス,5G,6Gと言った、テクノロジーの進化は、社会生活の変化のみならず、ものづくりの在り方も大きく変化させ続けています。

ありとあらゆる様々な情報を取得する技術、取得された膨大な情報を蓄積する技術、その情報を瞬時に伝達する技術、膨大なデータに基づき最適解を導き出し指示する技術、伝達された指示通り実行する技術、これがデジタル革命の本質であり、スマートファクトリー実現の根幹です。2010年代に入りドイツで提唱された、インダストリー4.0というコンセプトのもと、それぞれの技術は研ぎ澄まされ、組み合わされ、ものづくりは進化を続けています。

SDGs(エスディージーズ)に象徴される環境課題解決の潮流、人口減少への対応、自然災害対応等、多くの社会課題解決が求められている事も、デジタル化への期待を高め、その進化を加速させる背景となっています。コロナ問題もその大きなトリガーとなっている事はご承知の通りでしょう。

注意すべき2つのポイント

こうした流れからも製造業におけるスマートファクトリー化は必須課題となっておりますが、その成功に導くために我々が大事にしている2つの事をお伝えしたいと思います。

一つは、「デジタルツールで何ができるのか?」だけではなく、「何が実現できれば会社にとって意味があるのか?」この思考プロセスが大事だという点です。これは実は一旦デジタルツールを頭から外して日々の仕事を考える事を意味するので、少し遠回りに思えるかもしれませんが、日進月歩で幾何級的に供給される便利ツールから何を選択したら良いのか、どう活用したらよいのかを判断する際の指針は、企業がブレークスルーしなければならない課題そのものの理解と直結しているからです。裏を返せば、ツールありきで描いた姿は部分的にはそれらしく機能はしても、描いた瞬間から陳腐化し満足のいくものにはならないでしょう。

もう一つは「目指す姿は各社で異なる」と言う点です。業界、そのポジショニング、ポリシー、立地など、同業でもあっても目指す姿は異なりゴールは一つではありません。他社の事例に引っ張られすぎず、独自のスマートファクトリーをデザインする事を大事にすべきと考えます。

成功につなげる3つのポイント

ではどのように検討すれば、オンリーワンのスマートファクトリーをデザインする事ができるのか?企画段階における成功のポイントを3つ、ご紹介します。

1. 工場だけでモノづくりを考えず、4つのチェーンで考える。

工場のバリューは何か、それは関係する周辺組織にどんな価値提供ができれば良いのかを考える事に他なりません。工場の中で業務の自動化や見える化を進める事は大事ですが、それが、どこにどのように役立つのかを経営目線で考える。工場を取り巻く4つのチェーン(デマンドチェーン、サプライチェーン、エンジニアリングチェーン、アフターサービスチェーン)の中で関係組織への提供価値を定義し、その提供レベルを何らかの定量的な指標で評価してみる、その指標をどのレベルまで押し上げられるか。今まではできなかった事が今の技術を活用すればできるかもしれない、これが自社の目指すべきスマートファクトリーの原型です。

2. 生産システムのあり方を3つの枠組みで考える

スマートファクトリー化は、いわゆる生産システムをデジタルでより高度化する事に他なりません。“目指す姿を実現する生産システム”を「オペレーション」「フィジカル」「マネジメント」の3つの枠組みに分けそれぞれのエクセレンスを追求。業務プロセス革新、実装される設備や機器の在り方、これらを維持管理していくためのマネジメントの目指す姿を描いた上でデジタルソリューションに結び付けることを提唱します。

3. 実装されるツールや設備だけでなく、従業員の役割や働き方の向上を考える

最も重要なポイントは、従業員の働き方や思考をどうレベルアップできるかを考える事です。単純労働から思考労働にその比率をシフトし、そうした力を原動力として、進化し続けるものづくり現場を生み出すことが、最も重要な意義を持つと考えます。

『スマートファクトリー構築ハンドブック』には、お客様と形にしてきたこうした思いを詳述させていただきました。会社の大小や業界を問わずものづくりのデジタル化をご検討されているすべての方々の思考の一助となれば幸いです。

毛利 大

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